市民農園で元をとれるか?相場や実際に借りてみた体験談

生活

数年前から話題になっている市民農園。
私は趣味として市民農園での家庭菜園を7年以上続けております。

きかっけはもともと私の妻の両親が家庭菜園をしており
それを手伝いだしたことがはまる要因となり
今では休みの日には家庭菜園に身を没する気ままな日々を過ごしております。

市民農園で元をとれるか心配な方へ

さて、市民農園に興味を持ったあなたが一番気になる部分は
果たして元が取れるかどうか、だと思います。

『元をとれるか』という言葉自体の定義にもよりますが
先に私の立場での考えを申し上げて置きますと
元は十分にとれます。

もちろん、価値観・考え方によって答えは変わってきます。

野菜を売って元をとろうと考えている方は…

もしあなたが、市民農園で育てた野菜を売って元をとろうと考えているのであれば
元はとれない可能性が高い、という結論になります。

なぜなら、市民農園では営利目的の栽培が禁止されているからです。
営利目的の栽培ができないのであれば、金銭的に元をとることは難しいですよね。

普段購入する野菜を市民農園で栽培した野菜に置き換える方は…

野菜って、物にもよりますが高価ですよね。
最近は異常気象や天災のせいでいつも以上に価格が高騰することもあります。

その高価な野菜を、自家用で栽培した野菜に置き換えた場合
十分に元はとれます。

置き換えられる野菜の年間購入額が数万円として、
区画の規模にもよりますが市民農園の年間利用料はほとんどが1万円以下です。

野菜を栽培する労働時間に時給が発生すると考える方については
元がとれないという場合もあります。

市民農園を農地付き別荘と考える方は…

市民農園には滞在型市民農園といって
小屋付きの農園が借りられるところもあります。

高くても年間40万円程で借りられるので
月の家賃は3万4千円程度です。

農地付きの別荘と考えれば、とてつもなく安いですよね。
ということで別荘と考える方の場合も、元はとれます。

市民農園の相場

市民農園には日帰り型市民農園滞在型市民農園があり
市民農園のほとんどは日帰り型市民農園です。

日帰り型市民農園の利用料は無料のものから年間1万円以上のものがあり
年間利用料5千円未満のものが約5割
年間利用料5千円~1万円未満のものが約3割
と言われています。

相場としては、年間1万円程度と覚えておくと良いと思います。

滞在型市民農園は宿泊できる建物がついている分少しお高くなります。
年間だいたい20万円台~40万円台くらいが多い印象です。
建物が無い場合(キャンプ型)などは年間利用料が1万円~で、わりと安いです。

滞在型市民農園の相場は年間40万円ほどと思っていただければ良いでしょう。

市民農園を利用してみた体験談など

私の畑は鹿児島市が貸し出している市民農園を利用しております。
私の利用している市民農園は3年おきに応募・抽選し利用者を決定するのですが
人気の市民農園は毎年応募者数が殺到するらしく
倍率が高く利用できない人もいるという情報を耳にします。

さいわい私が利用している市民農園は定員割れするほど応募者が殺到しないので
応募すればほぼ確実に利用できます。

ただここで場所を限定する記述をしてしまうと
そこの利用者の方々に迷惑をかけてしまいかねませんので
詳細は控えさせていただきます。

もし、あなたが市民農園に応募してみようと思われるのであれば
農林水産省の全国市民農園リスト
市役所の掲示板やパンフレット、窓口で聞いてみると良いでしょう。

ネットで閲覧できる情報は古かったりするので
実際に役所に問い合わせてみることを私はおすすめしておきます。

私が育てている野菜

私の家庭菜園では四季折々でいろんな種類の野菜を育てています。

寒くなる冬の時期に収穫できる野菜を挙げると

白菜・キャベツ・ブロッコリー・ほうれん草・小松菜・レタス・サラダ菜といった葉物野菜、大根・ニンジン・カブ・長ネギといった根もの野菜

などがあります。
鍋で活躍する野菜がほとんどですね。

実際我が家ではこれらの野菜が収穫できるころになると
毎週鍋料理が頻繁に食卓をにぎわせてくれます。

妻も「大根はもう収穫できる?」「白菜がもう残り少ないんだけど」
と言ってくれますし、そのリクエストに応じて
畑にてとれたての野菜たちを我が家に運び、新鮮なうちに料理へと変貌します。

いくらスーパーなどで新鮮さを訴える野菜が並んでいたとしても、
これほどまで産地直送の収穫後
すぐに調理できるほどの新鮮さは無理だと思います。

第一畑から我が家まで自家用車で直通で移動するだけですし、
その間の仲介業者を一切介しません。

おまけに妻の財布から一銭も出ずに、
私の毎月の小遣いの中からやりくりして家庭菜園を楽しんでいますので
家計的にも大助かりだそうです。

ほかにもジャガイモ・玉ねぎなどは春先にかけて収穫できるようになりますし
キャベツも植える時期次第では春ごろに収穫でき、
そのころのキャベツは葉も柔らかく冬にとれるキャベツとは
また違った食感を味わうことができます。

そして、夏場は一番の収穫を楽しめる時期です。例えば

トマト・ミニトマト・なす・ピーマン・オクラ・すいか・かぼちゃ・モロヘイヤ・落花生など

他にもまだまだ収穫できる野菜があります。

特にトマトなどは畑仕事を手伝いに来てくれた子供たちに
ご褒美として収穫してすぐ食べさせており、その新鮮さに大変喜んでくれてます。

他にも秋ごろにはサツマイモも収穫できますし、
わが子たちは幼稚園以外でも我が家でも芋ほり体験ができましたので
幼稚園でも自慢していたそうです。

以上家計に優しく、楽しくかつ子供たちの情緒教育にも最適な
市民農園での家庭菜園。機会があればぜひお楽しみください。